Juttoku.について


立ちのぼる香りは、天に祈りを届け、神と人をつなぐ。

日本では香(こう)の伝来以来、宗教儀礼だけではなく、
日常生活の様々な場面で香りを活かし、暮らしに彩りをそえてきました。

それは、香そのものには臭覚的なものだけではなく、
精神性や神秘性があると気づいていたと考えます。

霊妙な香りの中に身をおき、香を聞きながら静寂な心を養う。
古の人たちは心豊かな暮らしを送りたいという
ひそかに秘めている願いを香にたくしました。

いわば、香は願いごとを「祈り」として神に届ける、
神と人との「なかとりもち」。

平らかなる、安らかなる、安心立命の日々を。
これがJuttoku. の志であり、祈りです。




香は人に徳をもたらす

 

日本でのお香の歴史は長く、日本書紀によると595年に淡路島に香木が漂着したという記述があります。

伝来した当初は邪気をはらうために用いられていましたが、その後、平安時代には貴族たちの美しさの演出のひとつになり、鎌倉時代には精神統一のために用いられるなど、私たち日本人にとって馴染みぶかいものとなりました。

 それは、我々の祖先が「香には十の徳がある」と学び得たからでしょう。 香りで心を落ち着かせたり、お部屋を好きな香りで快適な空間にしたりと、日々の暮らしの中に様々な形で取り入れ香りで愛でる生活は現在においても欠かせない日本の素晴らしい風習です。

時は変われども、この風習は慌ただしく何かに追われる現代の私たちにこそ大切なものではないでしょうか。 心ときめく香りが誘う空間の中で、心身ともに安らぐ静かなひと時を過ごすことで感じ取れる喜びや幸せがあると思います。それは、悠久の時をこえて、先人たちも同じように香を焚きながら感じ得ていたことでしょう。

『香は人に徳をもたらす』。「Juttoku.」は日本の古からの香文化を未来へ紡ぎ、香りによる“心豊かな”暮らしをご提案してまいります。

 

 

 

 

Juttoku.のお香づくりへのこだわり

私たちのお届けするお香の香りは「自然の産物」である貴重な天然香料のみを厳選して使用し淡路島で熟練の調香師による調合のもと、受け継がれてきた伝統技法を持つ職人の手によって一つ一つ丁寧に作っております。


合成香料を一切使わない、心に直接響き渡る天然の香料へのこだわり

お香の香りは身体に吸い込むものでもあるため、体にも優しくなければいけないと考えています。何よりも、香しい香りは心を癒やし、身も心もそして空間をも清らかにしてくれ、静寂なひと時を楽しませてくれます。

そのため、心に直接響き伝わるよう、原料には合成香料は一切使わず、貴重な天然の香料の“良質”な部分だけを厳選して製造しています。

 また、天然の香料の良し悪しを見極めるには香の原料を熟知していないとできません。日本では香原料は生育できないため、インド・東南アジアなどから輸入します。そのため、生産地から信頼できる正規のルートをつうじ、そして見極める職人の“目利き”も必要となるのです。

  

香りのマイスター「香司」が奏でる優雅な香り

Juttoku.のお香は代々受け継がれている香りのマイスターである「香司」の方によって、表現したい世界観をもとに香りを調合をしております。

それは、無限に表現できる香りだからこそ、イメージどおりに作るにはそれぞれの原料の特徴・相性など、香りの全てを熟知しているマイスターの熟知したセンスが必要なのです。

  

長年の伝統によって培われてきた職人の手づくり

 Juttoku.のお香は機械による大量生産ではなく、全て熟練の職人による昔ながらの技法で作っています。なぜならば、その年その日の環境により、香料の配合比率や水分等の調整が常に求められるからです。

また、自然の産物である天然の香料の素材の香りの素晴らしさを残すため、機械による乾燥ではなく瀬戸内海から流れてくる自然の風でゆっくり乾燥させています。

 マニュアル通りには決してつくることができない自然の産物だからこそ、長年の伝統によって培われた職人の技術が必要なのです。