招き猫×だるま
「招き猫」と「だるま」が掛け合わさった、縁起が重なって舞い込んできそうな「招きだるま猫」。
石川県の伝統工芸品である「九谷焼」による作品です。愛らしい笑顔の招き猫を眺めているだけで幸せな気持ちにもなります。
福を呼びこむ「招き猫」
招き猫は幸福を招くために挙げる手によってその意味が少し異なり、一般的に「右手を上げているとお金を、左手を上げていると人(客)を招く」といわれています。
この招き猫は左手を上げているので「人(客)」を招きいれてくれます。
厄や病、災いなどを払う「だるま」
一方で、姿・形は招き猫ですが、お顔を見てみると、招き猫とは違う力強い表情の「だるま」が描かれています。
日本人から親しまれている「だるま」。
由来には、禅宗の祖師である「達磨大師」の数々の伝説の由縁があり、厄や病、災いなどを払う縁起物として、人々が願掛けを行っていた飾り物になります。
「厄除け」の赤
▲「 達磨大師」の法衣にあやかりをうけるように、”魔除け”の意味がある”赤”で九谷焼の技法できれいに塗られています。
「だるま」といえば、「赤」が最初に思い浮かぶと思いますが、これは「達磨大師」が羽織っていた法衣が「赤」であったことに由縁があります。「魔除け」の意味もある赤ではありますが、長きにわたり修行を取り組まれていた方なだけに色がもつ力に説得力を感じます。
|| 達磨大師について(1)
「達磨大師」は、南インドの香至国(こうしこく)の国王の三男として生まれ、名前は「菩提多羅(ぼだいたら)」といいました。
縁あって高僧「般若多羅(はんにゃたら)」に弟子入りをし、「菩提達磨」という名前をもらった後、厳しい修行を40年以上打ち込み、そしてインドで仏教の教えを拡めることに尽力し、100歳になってから師匠の教えに従い、3年かけて中国に渡り、高齢でありながらもそこでも修行を続けながら、教えを拡めていたと言われます。
不屈の精神
また、「だるま」に描かれる表情は厳かでどこか強面の印象があると思いますが、これは人を睨みつけるような眼差しではなく、そこにはまるで「達磨大師」が苦行の中で耐え忍び、くじけそうになる自分の心を見つめて苦しみに耐え、乗り越えようという不屈の精神の眼差しではないでしょうか。
しっかり目を見開き、奥から眼光を発するようなその強い意志が、九谷焼の職人の筆使いでしっかりと描かれ、その眼差しから力をもらえそうにも感じます。
「招き猫」×「だるま」=「福」
そんな縁起物の「招き猫」と「だるま」が重ね合わされた「招きだるま猫」。
「招きだるま猫」つうじて皆さまの元へ“「福」が舞い込みますように!”という願いを込められ、側面には筆で力強く「福」と描かれています。文字の色は輝く黄金色。なんともたくさんの福が舞い込んできそうですね。
身近に置いておきたくなるお守り
「招きだるま猫」は、高さ約7cmの掌におさまる可愛らしい大きさで、テレワークや会社のデスクの上に置くのもおすすめ。
ふと息抜きの瞬間に眺めると、この力強い眼光と目が合いながらも、そばで見守ってくれていると感じる、そんな心のお守りにもなります。
また、玄関や部屋の窓辺や棚など、場所を選ばず飾りたくなる愛嬌と可愛らしさも魅力のひとつです。
福よ来い来い!
力強くも愛らしい表情からは、左手で「福よ来い来い!」「お客よ来い来い!」と、招き入れてくれているようにも。
- 内容物 : 招きだるま猫(左手上げ:千客万来)
- 生産地 : 日本 (Made in JAPAN)、石川県
- 大きさ:幅4.8×奥行4×高さ7cm
- 箱の種類:紙箱